詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
芳立
萌ゆと見し青葉ひとひら生ひたちて氷面に舞ふ華いまぞ色濃き
10
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灰色猫
流麗にひらがな記す書道家が心を込めておやすみと書く
14
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灰色猫
星々をさえぎることなく澄み渡る空気のような人になりたい
18
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灰色猫
苦しみに抗いつづける心へと白いタオルを投げ込んでやる
25
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石川順一
蕭条と冬のイスラは葉を落とし石と土だけ剥き出しである
5
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石川順一
髪を切る終戦記念日無帽なる写真に宿る魂哀れ
7
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夢士
月々に月見る月は多けれど今宵見る月卯月の朧
9
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千映
白木蓮三日天下の寂しさに落ちる花弁拾いて愛でる
8
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夢士
紫の花びら風に諸葛菜野原に揺れる春の訪れ
10
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葱りんと
思春期と 言う名のライオン 部屋篭る 怒鳴って守るは ガラスの心臓
14
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石川順一
雨降らぬ曇天続き空を行く自衛隊機を二機も三機も
9
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石川順一
春の蚊に刺されて痒い時となり液体殺虫効果を使ふ
7
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石川順一
喫茶店阿修羅の様に聳えたりガードレールが壊れて居たり
9
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藤久崇
桜木は 若き青葉に 衣を替え 影照る夏を 待てるべらなり
20
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ラベンダー
咲き誇る 桜の土に 落ちた花 主張などせず 凛と佇む
19
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吉野 鮎
かそふれは三十一文字に收まれるしゆふるな短歌のくすりとをかし
8
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吉野 鮎
しなやかにあひろにかるにうた紡ぐ夢の中なるたゆたふ幻
6
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コーヤ
満開の桜広がる青空は笑顔の君がひかり輝き
15
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コーヤ
登り来て城より桜見下ろせばうすもも色の雲海広ぐ
18
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inosann
子のために好みの菓子を決めるのを短気の吾は「ジッ」と待ってる
14
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