千映のお気に入りの歌一覧
へし切
人生に別れもあれば出会いあり ひとつひとつにその意味のあり
21
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矢車菊
雨の音 三十一文字になりそうなこころのなかのつぶやきを拾う
16
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野々花
本の隅栞代わりに折り返す母さん譲りの癖が直らぬ
13
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大さん
冬を待つ雪虫 肩に寄り添ってゆっくり歩く 穏やかな朝
18
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林林
あなたから言の葉ふわり舞い降りてありがとうって空へと託す
17
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林林
やわらかい柿をあの子にあげたくてもう少し木で熟すのを待つ
15
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林林
人の世は むづかしき問ひの連なりで 考え動き 動いて学び
18
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林林
洗濯し三食作り掃除する吾の元気を吸い取れ家族よ
12
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へし切
老いそめてさらぬ別れの切なきに憂ひ嘆けば髪はや白し
21
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林林
花梨の実 金木犀に恋したか日ごと黄色く艶やかになり
17
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野々花
帰り際そっと交わした口づけが涙の蛇口静かに開く
13
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野々花
父母の消えた部屋には仏壇と曾孫の遊ぶ玩具がひとつ
17
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林林
窓を開け金木犀の香と共に自転車の音 友は来たれり
13
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へし切
願はくは孫の成長見て死なん ひ孫も見たしその看取る中
20
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只野ハル
テーブルにティッシュの箱を滑らせて拭いてるつもりの父を見ている
18
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詠み人知らず
棄てられぬ自負を砕いて淀川へ 俺の身体と 一緒に投げる
11
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詠み人知らず
安いのが似合うのだから仕方ない あの娘がくれた ネクタイ飾る
14
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只野ハル
何年も捨てられなかったものたちを片付けている秋晴れの午後
22
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松本直哉
種見本みつつ春への夢つむぐ余命数月告げられし君
9
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もり
ひとりなら発泡酒なの孤独って安価なものと思いたいから
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