御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
風小僧
吾ここに立ち詩歌を作るときサグラダ・ファミリア夕陽に染まる
4
もっと見る
風小僧
両の手を帆船のごとく広げれば風なき夏にそよ風の吹く
6
もっと見る
風小僧
飛魚の飛び交う海が洋々と夏の午睡の胸に広がる
8
もっと見る
風小僧
偉大なる鋏を持ち挙げ美しく潮招立つ朝日に向い
6
もっと見る
風小僧
東欧にショパンの幻想曲響き広場に残る水たまりの赤
2
もっと見る
風小僧
炎天の墓石よ鋭角たれ、まさにユニコーンの角は天指す
1
もっと見る
風小僧
君知るやもののふの背の逆立つを濃紺真紅の衣の下に
1
もっと見る
詠み人知らず
射干玉の蝶舞い降りて息づけば翅に抱ける光秘かに
3
もっと見る
詠み人知らず
ひとり居て大海原をゆくが如溢る思いを徒然に記す
5
もっと見る
飛和
秋の陽がオルゴール箱の蝶番へと反射して華やぐカノン
4
もっと見る
飛和
通勤の途中で出合う秋薔薇に朝の彩度を狂わせられる
4
もっと見る
飛和
叶わない恋をかかえて秋雨にだまって濡れる赤いコスモス
5
もっと見る
飛和
涼風を見送りながら向日葵が佇んでいる夏の停車場
4
もっと見る
飛和
氷さえ深い緑に染め上げて抹茶フロートの森の静けさ
5
もっと見る
飛和
縁側で寝転ぶ吾子の手のひらに移った甘いスイカの匂い
8
もっと見る
飛和
移りゆく夜空の色を切り取って地上の星になるクレマチス
5
もっと見る
飛和
また君に逢うため起きていたんだと思う、おやすみ明けの明星
6
もっと見る
飛和
思い出を順に手繰れば艶やかな寄木細工の小箱が開く
7
もっと見る
飛和
黙ってたけれど一番好きなのは緑がかった白い紫陽花
6
もっと見る
ななかまど
唐松の落ち葉にひかる山路は登りゆく人黄金に染める
10
もっと見る
[1]
<<
48
|
49
|
50
|
51
|
52
|
53
|
54
|
55
|
56
|
57
|
58
>>
[152]