煩悩のお気に入りの歌一覧
石川順一
ムクドリとヒヨドリ区別できなくてやかましく鳴く君らは寺へ
14
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石川順一
注文のライトマゼンタ届きけり口の悩みを訴える母
13
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へし切
秋暮れて萩の下葉も色かはる独りある身の侘しかりけり
23
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灰色猫
時という束縛たちにさようなら私はエデンへ帰ろうと思う
15
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灰色猫
指先で星座をひとつ描いたのあらゆる夜を導くために
20
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灰色猫
茄子だけを愛してやまぬ鈴虫を愛してやまぬ秋の夜の君
18
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灰色猫
助けてと誰かの声が泣いている募金箱から聞こえてくるんだ
18
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灰色猫
生きるため多少の罪を犯しては人間らしくなってゆくのさ
22
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滝川昌之
すじ雲をビロードみたいに秋空へ描いた風の肌触り良し
18
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しずく☆・.…。
太陽は 昇れば沈み 照らされる 僕らも時に 満ちたり欠けたり
18
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灰色猫
自己愛を阿ぬ心を大切に己を謀らぬ言葉こそ歌
23
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へし切
日が暮れて 街の灯にじむ川あかり ぼんやり見つめ今日を生きてる
24
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石川順一
秋茄子はまだまだ収穫されて居る紫の花が秋の日に映え
16
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滝川昌之
服薬で鈍る感性 出ぬ言葉 喉痛めては歌は詠えず
24
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石川順一
蛇口から少しぬるめの湯を張って後で「あつく」のボタンで調整
10
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へし切
祈らむと神な月にも思ひしに離れにし君に逢ふよしもがな
22
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石川順一
イカロスが歌っていると小雨降るニモが九匹泳ぎ来たりぬ
15
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へし切
かみな月 立ちにし日より世を憂きと こころの空にふる時雨かな
23
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石川順一
ビール二本買えば大きい声で言う一本を飲む一本を飲む
12
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石川順一
ジョーカーのトランプ札が燃えて行く顔拭くタオルが黄色くてあり
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