大野 冨士子のお気に入りの歌一覧
川島さかな
ヘンゼルの骨より細いんじゃないかと思える道をバスが行きます
4
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詠み人知らず
落書きのような弧を描き迷走す台風の目から目が離せない
22
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石川順一
カタロース豚焼き肉を食べにけり蒸しタコ刺し身昨日の夕餉
10
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吉野 鮎
鎧めく硬き鱗に覆はれた生きた化石の遙かな悠久
10
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夢士
「立秋」の文字は暦をかえゆくもビルの谷間や熱風走る
15
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灰色猫
八月のテントの国でかわされるつぶらな会話は国家機密で
17
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恣翁
暁の 見渡す限りの水芙蓉 なだらかに 蕾解けたりけり
18
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inosann
しばしの間くるまのシートにもたれれば峡ふく風が袖を揺らしぬ
21
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石川順一
青柿が二つも落ちて庭の土砂漠の様な所に蜥蜴
15
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詠み人知らず
砂時計ひっくり返せば刻々と季節進める一粒ごとに
4
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石川順一
サルモネラ腸内細菌腸チフスグラム陰性人に感染
13
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みやこうまし
渇水の地方に慈雨が降ったのか台風過ぎし 後が気になる
17
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詠み人知らず
鼻先で跳ね香り立つ炭酸が 氷を揺らした 涼しき一夏
7
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kingface
クラス会便りの名簿そろり開け見つめ眺むる学生の君
6
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滝川昌之
長男の最後の学費を振り込んで「親の責任」肩から降ろす
25
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沙久
同じだけの熱量相手に求めても等しくはならぬ期待の法則
80
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中野美雄
しののめよ死とは変化に過ぎぬらめ 何ぞこの身のここだ悲しき
6
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只野ハル
台風がかなり近くを通過してそれなりの風それなりの雨
14
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夢士
夜の更けて強まり来たり雨と風窓打つ雨の音の激しき
18
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kingface
昭和なら台風過ぎば空高くざくろや柿の季(とき)来しものを
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