詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
石川順一
待って居る間にユーフォーキャッチャーの犬が気になるピンポン玉の上
9
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コーヤ
野辺のみち 紫笑むる すみれ花 可憐な揺らぎに 君を重ねる
21
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コーヤ
櫻花香を匂わせて笑みた花嬉し心を君に伝えむ
15
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灰色猫
流麗に筆で記され文字となりわたしの悲哀は鬼籍へ入る
18
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灰色猫
呼吸する寄せては返す波のごと絶へることなき海の胎動
21
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灰色猫
如月は寒いだろうと白葱を新聞紙で温めてやる
18
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恣翁
軽やかな空気を揺らし 娘らの 猫の戯るがに 花を摘みたり
25
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夢士
納豆の糸顔中に孫笑ふ仕方なしやと爺婆苦笑
14
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藤久崇
開き出でし 花の小児は 白玉の 露の産湯に 潤い咲きけり
14
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滝川昌之
たしかめず無理やり取った君の手がチカラ抜いても離れずに在る
19
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沙久
拍手自体いただける事に恐れ入る初心を忘れず最敬礼で
19
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洩矢転石
くちびるに三十一文字をうたうときぼくの中には音楽がある
20
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洩矢転石
いつだってぼくは隣にいたけれど春と誰かをきみは待ってる
11
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まあさ
美しく光る高校球児達 汗も涙も坊主頭も
15
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たみお
締め切りに 追われることも 好きになる 私はこれを 「充実」と呼ぶ
10
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美津村
履き慣れて疲れの少ない安全靴底は片減り皮はひび割れ
11
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美津村
縄腐り黴の匂ひのする煉瓦からげなほしてトラックに積む
8
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美津村
トタン屋根を落葉の吹かるる音の下居残りて煉瓦に縄をかけゐる
7
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野々花
暖かな場所を選んで植え替えたパンジーどこか嬉しげに咲く
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秋日好
青と黄のパンジー鉢がひとつずつ吾と弟の机の上に
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