詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
只野ハル
ビールを飲んだが高揚感も浮遊感もないただ腹が重い
10
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このえ
傍らの君の影さえ今は無し 恋しさ募る一人の夜かな
10
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灰色猫
Lサイズコーラをふたり頼むときお前の分だけやたらしゅわしゅわ
14
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灰色猫
高々と鳴り渡った合図から届いたエールを受け取れなくて
13
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灰色猫
ジャンプする裸足の感触うれしくて大地が体を駆け巡ってる
23
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夢士
入学を控ゑ背負ひしランドセル振り向く顔に数ふ歳月
19
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洩矢転石
いつだってぼくは近くにいたけれど春と誰かをきみは待ってる
11
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藤久崇
名も無きと 手折りそ草を 春日には 道はいづこも 姫花畠
15
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コーヤ
香の絶えぬ野辺の草間に菜の花の散りばむ黄色鮮やかなりし
15
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コーヤ
桜香の ほのかな匂い 入りくる 窓辺で花見 酒盛りの午後
16
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ラベンダー
古来から 咲いては散りぬ 繰り返し 時は経続け さくらさくらよ
19
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石川順一
ペチュニアがようやく鉢に所得てなばなの里を思ふ頃かな
11
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石川順一
葱貰ふ夕暮れ伯母が訪ね来て母が受け取る冬の季語かな
10
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リクシアナ
珈琲の碗の取っ手が冷たくて春の憂鬱を匙で掻き消す
28
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まあさ
悩ましい 空と春愁 抱く日に 聞けば嬉しい 開花宣言
20
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藤久崇
ゆくごとに 春の道辺は 照る影に 応えて花の 色を増しつつ
17
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もなca
にっこりと笑って「はい」と返事するわたしがひそかに隠し持つ角
13
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松本直哉
本音つゆもらさぬ吾子と経巡りぬ南禅寺から法然院を
8
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片井俊二
しんとした進学塾の窓越しにひとあし早きサクラが並ぶ
11
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石川順一
材質の分からぬ筧泉湧く坂で歩みを止める時かな
11
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