コタローのお気に入りの歌一覧
秋日好
追いついた生誕準備にほくそ笑む駆け込み乗車の綱渡り好き
10
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秋日好
境内に巡る春あり 独りでも 薫る和笛を君一筋に
15
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秋日好
箱中に温めたれば贈り主不機嫌になる夫婦の天秤
9
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秋日好
東空あまりに見事な金星の零れ落ちそな光の矢羽根
13
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蔓葵
夜もすがらちぎりし人のおもかげもむかしにかすむ春のうたたね
12
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蔓葵
乙女子が伏せ籠を出でて飛ぶ鳥の明日からいかに羽かはすらむ
7
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蔓葵
冬の月にあかねの空はよそなれば闇より出でて闇にこそ入れ
12
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蔓葵
冬の夜はあくるを知らぬ山の端に月宿るべき雲もかひなし
13
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芳立
寝ねがてに煩ひばかりふゆの夜の底にも至る月のかげかな
4
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芳立
米をただ貪り食らふねずみかな田をも人をもわれはおぼえず
4
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芳立
息白し児ら歩きたる道ばたに霜はおきつつ芹の生ひゆく
6
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芳立
帰り得ぬ日の雲かげを偲びをりわが立つ地は変はりこそせね
6
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芳立
これよりは霜のまさらむこの朝をえらびて芽吹く蕗もあるかな
6
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灰色猫
灰猫はゆるりゆるりと丸まりて毛布のなかで春を夢見る
24
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灰色猫
もこもこの冬毛ふるわせ水辺にて福良雀は身を清めおり
23
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只野ハル
初詣初サイクリング初泳ぎ今日は七草早いものだね
7
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只野ハル
デジタルの圧縮された音楽にレコードの雑音はないけれど
6
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只野ハル
退屈とのんびりの間漂う彷徨うひとりながい午後には
7
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只野ハル
雨上がり狭庭の梅を見上げれば蕾いくつも膨らんでおり
9
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只野ハル
吉野山漕ぎ上り行き食堂に自転車ごと入れお昼を食す
7
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