千映のお気に入りの歌一覧
恣翁
水郷の葦に 秋霜下りながら 寒月 君を千里照らさむ
18
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へし切
君が身の失せしこの世の通い路に足音さへもなきぞ悲しき
28
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ゆりこ
譲り受け愛でるカップは幼き日 憧れ眺めた茶棚の異国
10
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糸井 紫
店先の 少ししおれた 花を買う まるで自分を 救うかのように
9
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恣翁
剃刀の冷たき光に 瘋癲のごとく 鏡の我 微笑めり
15
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詠み人知らず
慇懃が無礼にならぬ一線を 越えることなき 旅館の女将
14
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珠海
叫んでも手を伸ばしても届かない 好きです、どうか君に幸あれ
13
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野々花
追伸の如くに咲きし冬薔薇が散りゆく夜の風が冷たい
12
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あふひ*・○・*
帰り路 真っ暗闇を突っ切って目指すは冬のイルミネーション
11
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夢士
年いちど五十二円のお付き合ひ止める勇気のいずるを待たむ
18
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コーヤ
藤色のもの問いたげな野紺菊道ゆく人を見つめ眺めて
11
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野々花
言葉など交わさなくても伝わりし背中合わせの優しさもある
15
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へし切
寒々と北風吹けば秋は去り人肌恋しひとり寝の夜は
19
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恣翁
気兼ねして 静かに俯く 痩せし背の 長き月日の旅思はせぬ
20
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ながさき
人として 生まれることは 稀なこと 仏典は説く 「爪上の砂」
19
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ながさき
受けがたき 人身を受け 逢ひがたき 仏法にさへ 既に出逢へり
17
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うめ
少しだけ眠るといいよ 神様が白の毛布を掛けてゆく 冬
11
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林林
温もりと暫く会えぬさみしさとあなたへの愛確かに残し
16
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灰色猫
自分とは 何者なのか 問いながら 絵筆走らせ 描く自画像
25
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林林
花梨の實 銀杏に切りて十重二十重砂糖と祕密の戀をしてゐる
16
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