煩悩のお気に入りの歌一覧
へし切
うらぶれて物思ひおれば雁が音の鳴くなるそらに秋風ぞ吹く
24
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石川順一
扉から車体に移る速さかな蜘蛛の瞬時の跳躍凄し
11
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滝川昌之
「新米」で父の生家の香が届き手向けるリンの響き温める
20
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灰色猫
夏の日の焼けたレールを歩みゆく向かい風切る少年の旅
29
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ひよこ豆
空見上げ月に電気が点いたよと家路を急かす幼き吾子の手
24
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石川順一
バードとは鳥鳴きしきる森の中詩人のバードは詩作思索す
13
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へし切
季節ごとに八千草にほふ武蔵野の秋は紅葉に色付きにけり
23
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滝川昌之
一本の指でたたいた鍵盤の音間に聴くきみの溜め息
22
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ひよこ豆
雨降る夜 濡れた路面の輝きにしるべ隠され焦るハンドル
20
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ひよこ豆
落葉がクモ張る糸に捕らわれて風の吹くたび廻り続ける
19
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へし切
この秋の野分に惑ひし桜木は紅葉をよそに枯れ葉となりぬ
28
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石川順一
岐阜県産あきたこたまちを食べて居るブルーベリーのダノンも食べて
11
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石川順一
モンキチョウここにはお前の好む葉は無いのだ去れよバラは四季咲き
13
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滝川昌之
澄んだ分 秋の花火はクリアーに開き散りぎわせつなさ深し
23
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石川順一
川の中センダングサが生えて居る沿線の土や森の中にも
12
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石川順一
葉の蜘蛛はハンター口だけ動かして時折向きを少しだけ変え
16
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へし切
肝いりと掛け声ばかりの政策のこころ無ければ生かされもせず
17
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灰色猫
このレール君の未来へ続くのよ恐れることなく脱線してね
12
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灰色猫
命など捨ててしまった血みどろの戦士のように悲しかったの
14
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灰色猫
限りなし星の宿りはまほろばの国敗れどもやすらけきかな
20
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