吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
コタロー
どこまでも青く廣がるこの地球の片隅に生き一日始める
10
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詠み人知らず
菊の日に母偲びきて菊なます朝餉に供へ味をききたり
15
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千映
法要も飛ばし飛ばしの母のこと気掛かりなるは弟のうつ
8
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滝川昌之
色づけぬままに手折られイチョウの葉 秋の深みを奪うか野分
14
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うすべに
野分け行く 田揺らす波に風を読む かるがる浮いて漂うとんぼ
8
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可不可
雨よりも風にビビった首都圏よ 図体だけデカい迷惑
6
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灰色猫
神風の若者たちや戦死する最期の時まで母を慕いて
14
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桜田 武
かぼちゃの蔓枯れに悟る秋の訪れ収穫せし二つ手に持ってみる
8
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灰色猫
心から浮かぶ言葉に誠実に月は必ず君を見ている
11
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灰色猫
故郷の風に吹かれてこの夏はしばらく時計をお休みします
14
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滝川昌之
ふらふらと何処をほっつき歩いたか戻ってきたね愛しき友猫
15
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夕夏
あなたといっしょにくらしていたいおもいはわかれてくらしたからこそ
5
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滝川昌之
どの家も降りだす前に買い物と台風進路にあたる日曜
16
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詠み人知らず
生きて行く命に別状ないけれど「安心」だけがいつも足りない
8
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詠み人知らず
丘の上、日ごと膨らむ上弦の宵の月かげ穗芒そよぐ
14
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灰色猫
足跡を消し去りながら灰色の猫は怯えつ月夜を歩む
18
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うすべに
ご無沙汰といつものように声かける 今宵は半月 おかえりなさい
11
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恣翁
夕涼の浴衣の裾を翻す いきな川風 心憎しも
10
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KEN
秋風に 朱色黄金の 火の穗搖れ 身を焦がすかな 山陰の畔
13
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内田勝也
川岸に飛び交う蜻蛉希望よりなお薄き羽根震わせて飛ぶ
11
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