赤橙黄緑のお気に入りの歌一覧
うにうに
黒鍵の鳴らない夜更け好きなだけ猫に背中を踏ませている君
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うにうに
散らばったままの夜空に散らばったままの僕等が投げるビー玉
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うにうに
俺様の辞書から逃げた文字達のどれを取っても俺には読めない
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久地宗吾
待ちなさい人ひとりおらぬ交差点犬はただ吠えているのだ
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うにうに
持ち帰る術の無いまま掘り当てた埋蔵金を抱えて眠る
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うにうに
一度だけ見つけた風をつかみとり空をみおろす場所へとびたつ
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うにうに
嘆くのだ。ベッドの下の千人の小人が俺を指差しながら。
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うにうに
有体に言ってしまえばくらやみがただただこわいこえがききたい
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うにうに
感嘆符落としてしまった夕刊の静寂の中の二つの笑顔
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詠み人知らず
薄桃の羽衣纏い頬染めて貴方を想う それだけで春
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武谷有人
押入れのほこりまみれのアルバムに ほんとのわたしは眠っています
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鹿男あほでよし
五十キロ道路を四十七キロで走り続けるみたいなデート
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うにうに
走り出すための姿勢を忘れないために毎朝躓いている
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さる
二のぞろ目 見事にならぶ けふの日に 消印ほしさに郵便局へ
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うにうに
背伸びするつま先を軽く掬われてそのあと両手で抱き起こされる
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じゃこ
ふくを着てみたけどやはり鬼は外 豆の痛みはましにはなった
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うにうに
日曜はシロップ持って山頂の公園の奥の境内に行く
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うにうに
声として成立しない「たすけて」を幾度聞いた 数個拾った
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さる
わが庭の梅花ほころぶ春風に誘はれてくる野鳥一羽が
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銀ねず
青ざめてゆく空のやつ 私達みんなのことを見てたみたいに
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