詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
紫陽花の雨季に捧げた色は褪せなおも気高く魅せる強さよ
18
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吉野 鮎
ふかふかを弄る幼ゆび吸ひつ恐竜お供に銀河の夢旅
11
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灰色猫
ひたすらにナイフのような方でした放つ言葉が泉のような
22
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うすべに
雲走る 袖はらむ風梅雨寒の 雨に消え入る初蝉の声
10
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千映
少しずつ片づけが済む母のもの「ごめんね」という重い言の葉
14
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うすべに
めぐりゆく輪廻の果てにはすの花 夢見た浄土に咲いてまた散る
6
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横井 信
草むらにふわりと揺れる白蝶と梅雨の合間のひかりを浴びる
14
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へし切
独り身は頼るもやらず頭痛かな眠れぬ夜を過ごす悲しみ
17
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滝川昌之
里芋の葉はいつまでも雨粒をあやしていたい赤子のごとく
21
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滝川昌之
立ち漕ぎで上った坂は若き坂 老いの下りは加速する坂
21
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へし切
しのぶれど朝に君の影したひ夕べに君の夢路を通ふ
17
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煩悩
肉片が飛び散る映画から目が離せずに嗚呼人間なんだな
8
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西村 由佳里
右ヒジにひとつくるぶしにはふたつアザの絶えない私のカラダ
4
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詠み人知らず
病にて職退かざるを得なかった八年の無念今も燻る
14
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灰色猫
七夕が来るたび父の生き様を心静かに想うのだろう
21
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つゆふみ
核兵器持っていいのは戦勝者あなたはだめよ勝ってないから
6
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滝川昌之
先輩に背丈並べて「どや顔」の若竹お前はまだまだ青い
18
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可不可
ペダル踏み曲げ伸ばす脚こんなにも自分の体重が愛ほしいとは
9
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コタロー
大小の瓢箪たちがぶらぶらとへうきんなりし家に垂れてる
7
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蕾野
五・七・五・七・七を棄て 零・零・零・零・一四〇の海を泳ぐ
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