詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
見られたい読まれたいより 吐き出したい欲で詠まれた歌の引力
15
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矢車菊
思い出せばふいに恋しき気持ちして少しずつ春、一歩ずつ春
15
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矢車菊
砂時計しづかにこぼれ日々はただ けふからあすへひかりを運ぶ
10
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詠み人知らず
白雪の包帯ほどく春の指 もえ出でよ緑の指紋
7
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幸子
蔦覆う古屋の軒先くるくると西洋サクラ草の舞ひをり
8
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幸子
純喫茶ドアの木枠の海の中ステンドグラスの魚泳げり
10
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灰色猫
まどろみの夢路に沈めば眠りいる己が己に刃を立てており
22
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秋日好
花びらのように降るのはぼたん雪まだ気が早いと全てを止めて
21
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詠み人知らず
古に参勤の列眺めしか 街道分けて立ち並む欅
15
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詠み人知らず
肩甲骨剥がすとふ実に恐ろしきストレッチとな 初耳なりけり
7
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詠み人知らず
無菌室の食事は生サラダまで加熱され来て食べる気うせる
7
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松島悦流
星月夜。呑まれ溶けゆく少年の瞳、スタァリィ、スタァリィナイト。
4
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灰色猫
冷めてゆく想いをレンタルしあえたら恋はふたたび燃えたでしょうか
22
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横井 信
雨音を 数えるように 聴きながら 路線橋に 咲く傘の花
15
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桜枝巧
雨降る夜 誰かの役に立ちたくてまた完璧に切るベルマーク
4
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詠み人知らず
某のマァチさながら進みては後退りては又すすむ春
9
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灰色猫
いつまでもふたり一緒と誓ったねあなたがいない春が咲きます
24
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滝川昌之
枕木は空を見上げて過ぎし日の耐えた重みにふと息を吐く
24
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コタロー
花滿つる池の岸邊に寄り來るは群れたる鯉の優雅な泳ぎ
9
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横井 信
置き去りの 冷めた珈琲 そのままに 朝のなごりを 引きずっている
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