詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
KEN
冷ややかな 雨にうなだれ はなみづき 褪せる葉の影 街の燈の中
16
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千映
庭の木々茂る我が家に植木屋の名刺が今日もポストに入る
9
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滝川昌之
夕焼けのキャベツ畑の隅に咲く白き槿はほろ酔いの朱
22
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詠み人知らず
霧の底 音を掬わぬ野の原に 一輪と咲く 竜胆の花
6
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行中納言中将知師
あら海の浪のまにまに小舟とぞ 浮き世をいかにわが身わたらむ
7
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KEN
風のやみつくよみの燈の絶ゆる夜に身を削り鳴く蟲の音ひとつ
15
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横井 信
鳴き交わす小鳥の声は柔らかくはるかに望む山影を呼ぶ
14
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へし切
くれなゐに尾花がなかの吾亦紅かれゆく野辺に秋ふかみゆく
21
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滝川昌之
洗濯槽ポケットティッシュの大暴れ赤身のシャツが霜降りになる
19
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恣翁
雨垂れや 襟に落ちぬる 御新造の 格子開くるに 首竦めしを
13
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KEN
過ぐる日を思ひ返すかさな葛鳥發つ風にその實搖らして
11
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行中納言中将知師
ゆく秋のさびしき室の茶の湯にぞ わびる利休の夢を追はばや
7
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横井 信
水滴のぽとりとあたり見上げれば二羽のスズメのさえずり残る
11
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只野ハル
コスモスの群れ咲く田んぼに立つ案山子退屈そうな影が伸びてく
8
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只野ハル
もうそこに君は居なくてまたそこに僕は佇むただ俯いて
10
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滝川昌之
銀杏の匂いで見上げる葉先には縁取る黄色ほど進む秋
18
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夢士
雲間より今宵十五夜見え隠れ孫を思ひて一人酒酌む
16
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横井 信
道端に小さな花は咲いているうつむき歩く人に優しく
12
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横井 信
秋の夜を明るく照らす月光にススキは揺れて雲を手招く
14
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へし切
金色に月は月ごと満れども秋は月見の九月の月
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