吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
中野美雄
花とべら寄る波響動もす切岸に散りのこる身を逝く日に染めて
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中野美雄
笹百合の清にさやげる谷風に逝きにしきみの聲を偲びぬ
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中野美雄
海桐散る切岸に寄る波響動みつつ大海はらに黒雲の立つ
11
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詠み人知らず
密やかに毒針を持ち和やかに 殺意を磨く 素敵なアナタ
19
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沙久
「このままで終わってたまるか」添削の赤ペン舞うレポート読み誓う
22
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沙久
頂を目指す阿呆がひとりいて泣いているままただ駆けてゆく
16
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灰色猫
午前4時星が消えゆく紫の空の向こうに捨ててゆく夢
17
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灰色猫
子供らの探偵ごっこの犯人は時に灰色子猫であった
16
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詠み人知らず
町の様は 移りにけりな 忙しさに 親里暫し 帰り来ぬまに
14
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詠み人知らず
掬っては 指の隙間ゆ 滴れり 餓鬼の眼に 映れるものは
17
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inosann
「朔日降り」という言葉のあるらしい教えてくれし俳句がありね
18
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滝川昌之
しつけ糸二着目切ったリクルート結び目固くストライプタイ
20
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詠み人知らず
みどり降る隙間を抜けて拡がった 海は広いな 大き過ぎるな
19
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詠み人知らず
沐むる毎 潤ほひ満てる恋心 つとに湧き出づ 慈悲の泉よ
15
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中野美雄
桑の木の木末に耀ふ夕あかり今しばしあれ人はゐなくに
9
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灰色猫
公園の真ん中にひとりどっしりと日向に眠る猫の風格
24
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灰色猫
誰ひとり訪ねてこない玄関の靴を揃える生きるきちんと
20
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中野美雄
花とべら甘き香りをのこしつつ花は散れるを海鳴り響動み
7
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中野美雄
出でぬ日に白頭巾搖りて山法師 青葉のうへに光あつめぬ
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inosann
公園の緑に茂る木々の葉が今吹く風の声を聞かせる
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