林ユキのお気に入りの歌一覧
うにうに
降参を示す指文字天高く差し出して今朝仕事始める
4
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うにうに
研ぎたての包丁を手に跳んで行く朝の紫切り取りに行く
4
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ななし野
酔いしれて眠る女にかけてやる羽毛布団でひなどりになれ
4
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やすむ
ほしもない夜だけど、大人になったことかなしいとおもう?ねえ、しらない人
4
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まるたまる
ため息と薔薇の蕾と金星をあなたのドアの前に置いたよ
3
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たんぽぽすずめ。
純銀の心の杭を嘘つきなあなたに刺して楽になりたい
13
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卯月
優しさにいたたまれずに雪道を衿立て歩く夜の静けさ
4
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只野ハル
夢醒めて夢路に戻る標なく思いそぞろに白みゆく窓
14
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たんぽぽすずめ。
君だけの手提げ鞄がしあわせの小鳥であればもう離せない
11
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羽
ささやかな幸せ願うすずかけの蝉なきやみて空にとびたつ
5
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falcon
日時計に衣置きたるアポロンの駆けゆく空の涯に君住む
6
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falcon
目も彩に壁一面の紅き花薩摩切子に陽の入る夕べ
8
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詠み人知らず
革靴は濃き飴色に熟成す元の二十歳の秋には非ず
16
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たんぽぽすずめ。
夏ゆかば小太刀の華に露のせて誉れを隅で 揺らすりんどう
8
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やすむ
沈澱のさなかに会った人生が惜しくなるほど最愛の人
2
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羽
草の露しろくひかりてひと夏のこころの微熱をさます西風
14
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ななし野
もどれないボート漕ぎ出す湖に金平糖を掬えば九月
3
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ななし野
流星の嘆きを鉱石ラヂオからすくいだしては詩に訳す旅
4
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たんぽぽすずめ。
和菓子屋のみすずはそこの路地からと君をしじまへ誘う鎌倉
13
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只野ハル
花満たす棺の形失せ遺骨ただ黙々と子等は拾いて
6
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