詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
誰しもが時の流れを泳ぐもの山女魚のごとく清くありたし
21
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へし切
焦がれつつ妻の遺影に声かける燻る煙が仄かに揺れる
19
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へし切
老けたねと煙の向こうで妻が笑むロマンスグレーは男の年輪
17
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夢士
春浅し寒緋桜の花咲きて鳥の声聞く朝夕の路
14
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夢士
寒き春道広くして大き空花の彩なく鳥の声なし
14
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うすべに
みつばちの羽音うすらぐ夕暮れに おぼろ月夜の歌が聞こえる
11
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うすべに
山里に 春を忘れず咲く梅の 香りさみしい枯れ果てた庭
21
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コタロー
朝ぼらけ河津櫻が仄と咲き池の面を飛びぬ翡翆
4
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コタロー
冬の朝散歩の我と擦れ違ふ綺麗な女性微笑みくれる
9
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コタロー
日輪の雲間を出ずる冬の田に餌喰ふ雉の色彩二つ
15
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コタロー
一面の菜の花畑に吸ひ込まれ幼き日々の記憶が巡る
6
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コタロー
梅が香にメジロ跳び來てチチと鳴く大和の國ぞ我の故郷
8
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コタロー
竹林の奧より聞ゆ鵯の聲眞直伸びる竹に節あり
5
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もみじ☆彡
「前を向く」 だけでは 心張り詰めて 涙で糸を ゆるめてもいい
16
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夢士
春風に吹かれふらふら御徒町竹馬の友と酒酌み交わす
7
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夢士
再開す幼なじみの爺と婆里の山河今宵の肴
11
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横井 信
田植え待つ水をたたえた溜め池の淀む水面に魚影のひかり
10
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横井 信
風のない静かな街を歩き出し月を探した月曜の夜
16
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KEN
曉を 傳へる星と 弓月の 明かりに凍え 道急ぐ影
19
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滝川昌之
飛車角を財(かね)でならべる球団が悪手々々で増やす成金
15
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