詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
託されたものがあるはず託しゆくものがあるはず生命ならば
17
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灰色猫
許されて許し合いつつ生きてゆく嘘も誠も心のかけら
22
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KEN
月の燈を かき消し唸る 闇の風 心に重ね 凍え朝待つ
18
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横井 信
晴れてゆく朝の霞に飛ぶ鳥を眺めつぶやく春のあこがれ
16
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へし切
さくら花一輪とても咲くは咲く数に寄えて開花せずとは
21
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滝川昌之
靖国の標本木に花二輪 前夜祭なりチューハイ二缶
26
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横井 信
街角の風はやさしく頬を撫で僕を惑わす春のため息
17
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へし切
早蕨の萌え出づる野をむらさきに春を彩るつぼすみれかな
21
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灰色猫
誰しもが誰かの港であることのその素晴らしい海へゆこうよ
16
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灰色猫
暗闇を恐れぬ瞳をくれたのは勝ち気な君の眼差しでした
15
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灰色猫
初恋の手紙が詰まったポストから巣立った雛に青いつばさを
18
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KEN
風光る 吾妻の根雪 背に咲けば 魂宿る如 紅の梅
16
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滝川昌之
休耕の田畑を鳥がつつきおり老いた大地を労うように
21
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煩悩
ずっと青春をおぼえていようだにぎやかな遊びと草原見つめ
5
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藤久崇
うらの水 流ればせめて みな底に なずめる闇の けがれともども
14
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つちだゆういち
ガラケーの連絡帳はすっからかん私が死ねどだあれも知らぬ
8
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うすべに
笑いあう 優先座席のふたり連れ 指輪の色につもる年月
17
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新座の迷い人
月眺め 山中一人 思いたや 過去の暮らしを 静かに思い
8
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新座の迷い人
童時に 影踏みしては 戯れて 子供の遊び 失せてしまうか
10
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詠み人知らず
急坂はスイッチバックで登り降り転ばぬ先の杖と一緒に
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