吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
コタロー
秋暑し公園に住む三毛猫は壁と草叢隙間に眠る
5
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松本直哉
ほのぐらきパリのメトロの通ひ路に玲瓏と鳴るヴィオロンの音
6
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コタロー
羽根震ふ璢璃色揚羽が甘い蜜花から花へ吸つてゐくなり
9
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コタロー
石段の一歩一歩を蟻と我スーと先ゆく蜻蛉かろやか
8
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へし切
吹きあれし野分の風にさるすべり道辺に赤き散り花の跡
17
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横井 信
一瞬で汗の吹き出す残暑にも町は静かに秋虫の声
13
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灰色猫
しのぶれど朝な夕なに通いしはあなたの香る枕の夢路
16
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東大寺
五月雨に 静寂の音 つぶつぶと 刻ゆるやかに 水面打たれし
3
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カモメとスミレ
天守より唐津の街を見渡せば蝉さんざめき海風の吹く
6
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夢士
言うまいと思えど美酒に酔いしれて昔話に花咲か爺
15
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KEN
子をかばふ 野邊の豬影 柔らかく 幼き頃を 思ふ秋かな
15
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恣翁
三味線の爪弾き途切れ 誘ふがに 芸妓の肌 夜風に火照る
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うすべに
朝露に濡れた小菊の玉杯に 祈りをこめて甘露飲み干す
8
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横井 信
まだ熱を冷ましきれずに長月の夏の名残りに揺れる道草
13
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夢士
天目指し伸びゆく蔓や葛の花去りし野分の蒼きカンバス
14
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へし切
長月にいりて野分の季節かな古き我が家に不安がつのる
11
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もなこもち
どうなるの?エアコンなしでは眠れない夜が年々増えていったら
7
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KEN
うたかたの 夕映えにこそ 冴ゆるらむ 野分洗ひし 空の虹色
14
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灰色猫
心臓がマグマの音である事にどうして誰も気づかないんだ
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コタロー
公園で寢轉ぶ主人を離れずにトイプードルは廻つて遊ぶ
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