詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
交差点を往き交ふ車に よろよろと 嬲らるるごと残り蝶飛ぶ
20
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あかる
おかあさんは長生きしてねと請われれば返す言葉を知らず手握る
7
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光源氏
夢の間の君が面影たづぬればそこはかとなき風のささやき
13
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秋日好
うたのわの皆の多芸をかき集めもちよったなら空中楼閣
10
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秋日好
なんとかと出勤したら半刻後早退する羽目 不調の確認
8
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月虹
温もりが恋しいという着信に深まる秋と恋を感じる
28
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元円
ダイジョウブ五文字にやどる言霊にすべて委ねた発症の夜
10
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元円
あの日から時の止まったフェイスブックに君のまぼろし求めさまよう
2
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元円
患者らの思いがこもる短冊を背負ってたわむ病棟の笹
19
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元円
理学療法士の「動きました」の一言に息も忘れて指を見詰める
3
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前田沙耶子
街路樹の葉先の揺れの悲しさよペンギンたちの飛んでゆく夜
10
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秋日好
尺八を吹く父の指思い出す篠笛操る彼方の友に
12
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詠伝
半日を共に過ごした休日を閉じるベト7第二楽章
11
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へし切
斯くばかり愁ひ多きは人の道白髪映すか秋霜のふる
17
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梛子
「おひめさま」夢見たころに戻れたら、王子様にも出会えるのかな?
3
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有
あなたは 短編のような 詩を書いて 哀しいことを 哀しいままに
6
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卯月
甘えあってふたりがだめになる前に恋の終わりの夏の夜の月
5
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有
「戦争は 政治の敗北だと思え」 軍人たちの 歌がきこえる
4
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瀬波麻人
二〇一一年三月十二日 朝日はやはり静かに昇る
6
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瀬波麻人
好きな花聞いてないけどひまわりが似合う人だとよく知っている
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