詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
みなま
お互いの猫がしびれを切らすまであなたの声を独占したい
11
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みやこうまし
林間に古本市が開かれて蝉が奏でる光陰の詩
22
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南 瑠夏
昼休みデッキブラシに跨がって空も飛べるとおどけてロジー
3
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河のほとり
森の道あるかなきかの夕暮れに絶えず聞こゆるひぐらしの声
9
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桜園
姑のたきしおもゆをすするれば感謝の涙頬をつたわる
20
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もなca
首筋を炙られながらのぼりゆく坂の向こうに揺れる陽炎
18
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日向猫
冴える月色づく柿に高層雲 熱気の陰に秋立ち上がる
18
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みやこうまし
蝉の音しきりに降りて夏草の吐息あふれば百日紅燃ゆ
10
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日向猫
鬼灯を翳して走る小鬼ども盆の施餓鬼が待ち遠しいか
20
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みやこうまし
「浴衣きて線香花火をしていたなあ」 炎と煙 盆の思い出
17
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村上 喬
梅の実の青くすみたる酒瓶に今年の夏の光ゆれおり
42
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村上 喬
コットンのシャツたなびきぬ夏空に置き忘れたるごと雲一つわく
40
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日向猫
今日の日を記念日と思ふことなかれ ひとりひとりの命日なれば
38
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日向猫
帽子箱 ボルサリーノにステットソン 仕舞い込まれた伊達男の粋
14
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南 瑠夏
ムルソーに思いを馳せて桃かじる不条理なほどに日射しは眩しく
11
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たんぽぽすずめ。
教会のステンドグラスをば照らす道の聖母を踏めぬ夕暮れ
18
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紫草
愛おしい人を見送り帰路につく夕焼け空は静かに暮れて
15
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みやこうまし
八朔に夏本番と今朝の御所二十日遅れの蝉が鳴きけり
12
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村上 喬
果てしない夢の続きをついばんで魚は群れるビルの廃墟に
38
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日向猫
腹見せて落ちたる蝉の未練とて振り絞りたるジジの一声
19
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