緋色のお気に入りの歌一覧
猿ノ丞狂介
我が罪を浜の真砂とかぞへつつ君も千入の咎あらざるや
19
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詠み人知らず
黄昏や光ほのかに散る花のふりゆく身には墨染めの影
14
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聴雨
漆黒の心のやみも憂き世にも色添ふるごと花明りかな
14
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卯月
子ども用かぜシロップを飲むような甘く気だるい金曜の午後
9
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三沢左右
香ににほふ桜の君を風によそへうち散らしてん淡き雪花
24
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きりあ
遊歩道脇に並んだ林檎の木に木守があってぼくらはふたり
10
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狭霧
花愛ずる人も験もあらなくにただに咲き散る深山桜は
9
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浅草大将
いつしかに光り初めたる風吹けば命かぎりと花のきらめく
20
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薫智
朝イチのコーヒーよりもココア飲む時がゆっくり流れるように
12
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トーヤ
だんだんと色が変わっていく空に月は浮かべる怪しき笑みを
11
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狭霧
群青を鋭利に裂きて鮮やかに白木蓮は天に咲きおり
15
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敷島ヤマト
テレビから愛は垂れ流されていて床にずぶずぶ広がっていく
9
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芳立
四月たちぬくもりもせぬ風の音に都の花は盛りとぞ聞く
12
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詠み人知らず
えんえんと待ち続けてるドーナツの覗いた穴から雲が逃げてく
5
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卯月
みちのくの酒旨しとて父の日に博多へ送る吾は下戸なり
6
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沙枝
「隙のない絶望はない」広告の文字が心に薄日を射した
9
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宮岡絵美
珈琲と消えぬ約束窓の外見えない人を探しいる日に
8
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浅草大将
ゆく末は風のまにまに青柳のいとしき方になびきてしがな
20
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芳立
これまでと心さだまる大地震のうなりに君を思はざりけり
13
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海生ろらび
黄色なる声ランドセルに色継ぎて花より先に春告げにける
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