吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
その岐路を一本道として進め 同業二社の内定 迷う
30
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inosann
巴川の川面にうつる夕焼けが波に切られて煌きにかわる
33
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コーヤ
雨ごとに 鮮やかに青 変化して 笑み続けてる 紫陽花のはな
22
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中野美雄
暗き海の鳴り響動もせる切岸の海桐の花を照らす滿月
11
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中野美雄
田雲雀の囀るなへに湧き出づる靄しろく這ひ陽炎のたつ
13
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詠み人知らず
聞こえきし ピアノがノーミス 思はず よし! ただひとりごと 風運びけり
15
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灰色猫
出来ることすべて成し終え伸べられるフォルトゥーナの白き手を待つ
16
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灰色猫
まだ暗きインディゴブルーに染まる朝わたしはきちんと荷造り終える
27
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灰色猫
苦痛でも快楽でもある寝室をあなたの為に心に造る
15
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灰色猫
灰猫は時に野良へと帰りたく月夜のブランコ揺らしたりする
22
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中野美雄
うす闇を這ひくるしろき靄のそこにほたるぶくろの耀ふ曉
11
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灰色猫
近づけば近づくほどに傷ついて僕ら互いを求め咲く薔薇
27
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灰色猫
晴れ渡る雲ひとつ無き蒼穹が物悲しくて虹を生み出す
18
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速魚
仄暗き滝壺に咲くヒメレンゲ 野望のまま銀河つくれり
12
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速魚
水音も波紋もつくらぬ沼に石投げ入れるただひとりの夜
44
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卯月
人生の碁盤に挑む幾度でもいつか天地に手が届くまで
14
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卯月
見るひとの誰もなくともさくら花あるいは人の滅びたあとも
13
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詠み人知らず
今はただ淋しきのみに 過つな 肩を貸さむ 頼りなかれど
17
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詠み人知らず
冷やかに 打ち捨てられし恋心 拾いて 温めらるればよきに
18
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中野美雄
むかしきみと白梅林に棲みしときうつくしき猫のしろきを失ひき
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