みやこうましのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ありし日の思ひのなどか浮かびける若草の野にゆれる陽炎
11
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卯月
被災者のために(と思う自らのための偽善で安心を買う)
8
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悠々
散る花の地に着くまでを見とどけてわれも往かなむ涅槃の園生
23
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聴雨
陽光の抱ける朝も月影の落ちるゆふべも花は一途に
7
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わこ
いにしへの ひとのはらにて 夢食わむ今はいずこへ 寄生の虫けら
7
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三沢左右
街灯の明るき一つひとつにぞわがたまきはる命立ちける
14
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トーヤ
「秋です」と最初に教えてくれたのは声も届かぬ高き青空
61
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卯月
四月からりす組になるみーちゃんの少し小さくなってきた靴
10
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卯月
くれなゐの色は見へねど梅のはな今宵いづこに咲き匂ふらむ
14
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ぐるぐるフルール
生き延びた私は今を生きていく隣の人と手を繋ぐため
23
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光源氏
身をまかす時の流れのうつろひにたれや知るらむ深き想ひを
175
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三沢左右
花の名を知らない僕の掌の中の花をあなたの名前で呼ぼう
109
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半格斎
天麩羅のふきのとう添へ蕎麦切りをすするこの瞬間替へがたきかな
13
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詠み人知らず
曇りなき空にも影のおぼろなる月にさくらの雲ぞたなびく
18
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恣翁
海はただ 打ち寄せられし 牡蠣棚の 向かふに青く 煙りたるのみ
26
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卯月
春色のパンツスーツで美しき母たらんとす今日入園式
12
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浅草大将
ひと知れずむすぶ蕾も我が胸に秘すれば花と咲き匂ひける
26
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悠々
ちちははを泥に呑まれし児らの春瓦礫に佇ちておらぶ声悲し
25
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浅草大将
見わたせば花また花の山なみを空に越えゆくみかづきの舟
17
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海生ろらび
今日の闇は新月なれば影無くて足下光るパンジーの色
10
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