藍子のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
情熱に圧されて息を重ぬれば 抱きすくむる手に腰の反りにき
15
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詠み人知らず
無計画に妊娠出産繰り返す 子どもの幸せ疎かにして
15
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詠み人知らず
助詞ひとつ変えればしっくりくるものを センスのなさにしょぼくれたりけり
11
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詠み人知らず
空色に四つ葉の浮き草 白雲と並びて 僅かに波紋に揺れり
15
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詠み人知らず
共寝して吐息漏らすも 吾がうちを知らざる人に 疚しさ負ひき
17
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ひよこ豆
夫亡き一人の日々に慣れてきて三度目の盆空は優しく
23
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秋日好
裡からの発露でありたい言の葉は効果を狙った作為を嫌う
18
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秋日好
逐一に自分の詩作を解説す作者に興ざめ感じる日曜
22
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秋日好
見送りし君の心を舞い戻り支え続けるご尊父の志
18
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秋日好
死に向かう君と僕との競争はどちらが勝ってもどちらも負けで
19
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秋日好
捨て猫を拾っていいかと夫に訊く夢を見ていた微熱の中で
21
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ひよこ豆
いつの日か綺麗な歌を詠みたくて日の終わりにはことばを学ぶ
15
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バロンマン
庭先に黒揚羽一羽飛来せり蜘蛛の巣を縫う危険飛行で
14
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バロンマン
炎天の八月の空を思いつつブラスバンドの応援歌を聴く
13
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バロンマン
当然と思う心に影が差す今日と明日は繋がっているか?
11
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バロンマン
お社も木陰に憩う炎天の人影もなき狛犬の庭
13
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バロンマン
昼下がりヒンヤリとした板の間に寄るな触るな猫様が寝る
11
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へし切
大雨の中で酒盛り なに楽し 民の苦しみ 酒の肴に
30
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へし切
ゆらゆらと 灯して消へて また灯し 光儚き 蛍火の影
22
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へし切
この国で度々おこる災害にもはや異常の言葉が虚しい
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