大野 冨士子のお気に入りの歌一覧
ふじこ
忘れまい人の業にて散る命なれど祈るもまた人なのだと
20
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千映
精霊馬またがり帰る父にいう「母は当分そちらに行かぬ」
18
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石川順一
酔い回り耳つままれし様な気が仮眠の如く眠りに落ちる
12
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中野美雄
とほきよの恋の息吹のいきかよふ 蝮も棲むとふ清き味真野
9
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び わ
補聴器を畑(はた)仕事中紛失すすまなかったと詫びてもすまぬ
7
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林林
絶対に大声出さず割り込みも絶対せぬ友O府の南
21
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あゆか
「大丈夫」そっと背中を押し出され幼稚園児は猛ダッシュする
16
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みろく
息切らし漫画を返しに来た彼の席が空いてた九月一日
11
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夢士
其処の秋の便りの昨日今日窓辺の草に蟋蟀の声
18
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コタロー
暑さかな古き神社の手水場の濁りた水に鳥の羽根浮く
11
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林林
お線香かおる庵の引き戸から去る和尚さんを見送る家族
22
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へし切
蝉しぐれ集くばかりの声もなく静かに盆の迎え火をたく
27
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高松 蓮
事故現場 枯れたる花を 隠すべく 繁る雑草 高く青くと
7
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吉野 鮎
涼風の清し未明を微睡める汝の腕の中ひぐらしをきく
17
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まあさ
青草と 精霊蝗虫が 遊ぶ庭 静かにかおる はつ秋の風
21
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中野美雄
蝉鳴きしきる 山のまに清水 湧き出づ ここ味真野を吹きかよう息吹
7
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石川順一
揚羽蝶来ても写真が撮れぬ悔い青柿落ちて幼虫死にぬ
17
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詠み人知らず
七歳を過ぎて寂しさ癒えねども母の墓前に在りし日の笑み
23
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水海はるこ
北極の扉の向こうの白くまを連れ出し一緒に溶ける猛暑日
10
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石川順一
モンテスキュービートたけしと誕生日同じであると初めて知りぬ
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