林ユキのお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
秋雨の朝の電車に乗せられて最後の蝉は 遠くヘ消ゆる
15
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きりあ
大根を輪切りにしてる台所窓から見える月もまんまる
14
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山本克夫
鮮やかなテトラポットに包まれてわたしの内のどこまでも海
6
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やすむ
秋だなぁ 挫折したり気持ちよかったり 秋だ
2
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音波
気がつけばまた秋でしたテーブルに旬の秋刀魚を二匹並べて
3
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ほとり
くちばしのまるみをそっとなでている ひらがなみたいにすべすべですき
6
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ななし野
君に読む嘘物語 水色の真理混じれば射てよシリウス
8
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庭鳥
くちなわのやうなひとですほそながくとおくありてもめがつかまへる
3
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田中ましろ
ありふれた君の名前をつぶやいて秋の魔法をかみしめてみる
4
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羽
コスモスは秋にこぼれた小宇宙さむさ静けさ肩に添わせて
18
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山本克夫
なにひとつ無くしたものはみつからず叩きつける雨の連弾
5
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たんぽぽすずめ。
かさぶたの剥がれた跡にしあわせの月日が映り心が痛む
14
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詠み人知らず
その熱を失うまでのままごとをしよう私があなたを守る
17
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falcon
小夜時雨軒のしづくの音たへて澄ゆく空に月のぼりきぬ
9
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ななし野
柊の新芽触れればやわらかく痛みのはじめはいつもこんなで
3
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ななし野
オリオンの傾く夜更けに傍受する世界のどこかの君の心音
8
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詠み人知らず
目の前でほころんでゆく日常を今度はもっと良い糸で縫う
30
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やすむ
くまぜみが代弁をしていてくれた季節がすぎて木かげのひとり
3
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たんぽぽすずめ。
鰯雲 端からウロコ二人して数えて指が 空で重なり
10
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卯月
ちゃん、ぽん、と博多の秋に鳴り響く硝子の歌は青空に消ゆ
2
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