詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
祈りとはかくも些細な音ですねこころの奥の鈴が鳴ります
26
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灰色猫
高校の野球の結果たずねれば喉をなくした老人であり
17
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灰色猫
激痛を口に出したら負けだから紡ぐ時まで歯ぎしりするの
16
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灰色猫
食堂で高校野球を見ています右の後ろの花瓶がぼくです
15
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灰色猫
詠み人と読み人とがあふるとき一行の詩はもう満ち満ちて
22
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石川順一
揚羽来てレースのカーテン開けて見る塀を超え逃げ再び戻る
13
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月虹
笑うこと泣くこと腹を立てること君、何一つ恐るるなかれ
33
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へし切
「おかえり」とお歌を読んで安堵する君がいないと少し淋しい
26
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滝川昌之
昼間には蝉が転がる庭で夜 コオロギたちが弾くレクイエム
26
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大野 冨士子
右腕に北斗七星あかい点 気温下がれば ダニもよろこぶ
59
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秋日好
半分の芝生を刈って火を吹いたマシーン前に思考停止す
19
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吉野 鮎
緑陰の冷氣と妖氣充つ邊り瀧落つ音に響くひぐらし
23
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恣翁
置き去りのリュックは 今しも 横這ひに 蠢かむずる蟹に似るかも
23
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詠み人知らず
起きもせず 寝もせで夜をあかしては 先を巡らし 時の鐘聞く
13
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詠み人知らず
桃喰えば 腹がみるみる絶好調 腸内洗浄 福島の夏
15
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詠み人知らず
泣いたのね 話してごらん隠さずに 玉ねぎスープが卓に上れば
15
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まあさ
特集の ような地方紙 文芸欄 九州豪雨の 短歌が並ぶ
19
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大野 冨士子
感情が前後左右に揺れだして ついに僕から 抜け出したのだ
58
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inosann
今日一日「あれもやりこれも」と言う吾に「お互い様よ」と返す妻あり
18
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灰色猫
不死鳥の焔の羽で綴りゆく恋の手紙は燃え上がりおり
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