林ユキのお気に入りの歌一覧
ななし野
銀色に黄色を塗った金紙でだまし舟折るわたしと遊んで
3
もっと見る
夜老猫
君がのる 月の小舟は ゆらゆらと 朧の雲に 遠く消えゆく
7
もっと見る
羽
満月の光にゆがむ闇のなか駈けだすものを抑えられない
23
もっと見る
まき
詠めるのは自分勝手なうたばかりひとのためには生きられなくて
4
もっと見る
falcon
たはむれの団扇の風に雲はれて空すみわたる中秋の月
12
もっと見る
羽
祈りつつ別れゆく夜のしずけさは黒き大地に裳裾ひろげて
16
もっと見る
まき
あのひとの時計の灯りがほのあかく照らすほうへと行ってはだめだ
1
もっと見る
やすむ
水銀にとじこめられたあかつきの最後にちょっとはにかむ意識
1
もっと見る
みづ子
桃色に焼けたお空に背伸びしてあしたいい日でありますように
18
もっと見る
悠々
夏ノ恋トドメヲ刺サレ今朝ノ秋視界ハフイニモノクロトナル
23
もっと見る
たんぽぽすずめ。
閉じた目の宇宙のドアを開けて見る光が君の るしゃな仏です
5
もっと見る
falcon
朝風に紅にほふ花芙蓉八十をとめらが蹈みまがふ道
4
もっと見る
羽
フェルメールブルーは瑠璃の色だよと空もささやく十月の朝
15
もっと見る
御崎 耕
星天の欠片を砕き海を越え君をみつめるフェルメールブルー
14
もっと見る
たんぽぽすずめ。
恋人の白い吐息を点描のダイヤで残す 雪原の朝
3
もっと見る
羽
露草に染まる季節のため息を人には見せず微笑んでみる
11
もっと見る
ななし野
始祖鳥のうちひしがれたかたちしてリラ冷えの朝ビニ傘は死す
2
もっと見る
詠み人知らず
やがてくるさよならよりもはじめての握手とキスを信じていたい
18
もっと見る
只野ハル
憎しみを引っ張り続けるのに疲れたからもう止めようと思います
2
もっと見る
詠み人知らず
さっきまで鳥が飛んでたあの空はなにもない今なにもない空
3
もっと見る
[1]
<<
41
|
42
|
43
|
44
|
45
|
46
|
47
|
48
|
49
|
50
|
51
>>
[51]