藍子のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
シックなる店の賑はひ ひと月ももたずて 今や寂寞の鬱
9
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詠み人知らず
この腕を生涯かけて極めむと 職人気質に引退ぞなき
14
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石川順一
換気扇切つて無いので母を呼ぶ就寝直後の母は降り来て
14
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石川順一
母の足我が足に当たる夕暮れはニュースの流れ蜃気楼かな
18
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石川順一
柿の木の毛虫を殺す母者かな高枝切りの鋏を持ちて
11
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ひよこ豆
慣れたはずそれでも寂しい夕暮れは5ミリの蜘蛛に愚痴ってもみる
21
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ひよこ豆
母の背をひたすら追いし日々もあり今は寄り添い共に歩まん
19
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ひよこ豆
少しずつ分からず変わる更年期がたがたしたりざわざわしたり
11
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ひよこ豆
目覚めると窓一面の朝の空波形の雲上へと流る
14
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横井 信
緩やかに夕日に染まる夏の夜 下弦の月もほのかに赤く
20
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横井 信
日差し浴び緑も少しうなだれて木陰に集う猫を見守る
14
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横井 信
床下にいくつも繋ぐ配線の集まり這って広がる世界
11
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横井 信
暑すぎて蝉も鳴かない昼休みクーラー効いた夢みるオフィス
14
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リクシアナ
趾痕の微かに窪む桐下駄に触るれど遠き母在りし夏
31
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千映
煮卵のちょっとしょっぱい塩分が美味しく感じる夏の御馳走
18
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滝川昌之
打ち水に映ってみてもギンヤンマ 姿ぼんやり滲み逃げゆき
25
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千映
自由とはやるべきことをやった後余白に絵や文字描くが如く
15
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西村 由佳里
たくさんの汗のおかげで得たものはプリンとジュレとおなかいっぱい
7
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横井 信
蝉の鳴く木陰で猫はうずくまり汗を拭いてる僕を見つめる
18
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横井 信
山際に輝く星の瞬きへ降りたホームで見送る列車
12
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