灰色猫のお気に入りの歌一覧
すてじ
皆さんがエスカレータの右側に立つなら俺は左側に立つ
1
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美津村
幼き吾を抱きすくめ母は飛行機の音をおそれき戦争の後も
18
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みなま
残照を遮るやさしい雲の鱗もういらないと顔をあげおり
7
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詠み人知らず
大人げない 大人になれぬ まま故に行きつ戻りつ 行き止まりです
5
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詠み人知らず
黄昏に淋しき心襲いきて沈む夕日に問い掛けてみる
33
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美津村
心ふさぎ話したくない時に來て君は無邪氣に笑ひ轉げつ
27
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恣翁
磨り減りて 面立ちすらも朧なる石仏群の 木洩れ日に映ゆ
61
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大埜真巫子.
青空に 向かって娘は投げキッス 彼女は空に 恋してるらしい
27
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けい子
よろよろとつまづき歩く愛犬の老いた命を抱く(いだく)ぬくもり
10
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大埜真巫子.
うたうたい 遠くにいっても いいのかも もっとひろい もっと先へ
21
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詠み人知らず
さわやかな風がふいては心地良く風がいざなう夢の入り口
27
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詠み人知らず
故郷を 持たない私は 羽根になり風に任せて 旅人となる
3
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詠み人知らず
もし雨が 降ればあなたの 傘になり 陽射し暑ければ 木陰になろう
8
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貝類
君がゐたまどろみ醒めし宵の縁 さらりさらりと泣く風の音
9
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聴雨
そぞろ夜に白結ふ波の名にふれてわが心より零れたる紅
10
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まりこ
飛行機に乗りたいどこに行くでなくただ飛行機に乗るためだけに
4
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あまおう
好きという 軽い言葉に 置き換えて 大人同士は それで十分
32
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村上 喬
清流を両手にうけて飲み干せばからだの中をいのちがはしる
63
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みやこうまし
火を二つ重ねば文字は炎となる 今は燃えつき字をなぞるだけ
19
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海の月
小夜更けて 耳元迫る 遠蛙 我と同じに 愛しと泣くか
9
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