詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
保線夫が朝にくつろぐ立ち飲みの頭上を君の車両が過ぎる
25
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へし切
夕されば千鳥しば啼く冬の海 冴ゆる白波み雪降りつる
22
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煩悩
金色の衣をまとい画布のなか時の止まったクリムトの接吻
12
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恣翁
昨夜の雨去りて跡なく 軒近く 雲の絶え間に 鳥囀れり
17
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吉野 鮎
召人の朗朗の聲ききをれはうたはしらへに燦めきてをり
18
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横井 信
新しい 靴をおろして 踏み出そう 寒さの緩む 優しい陽射し
18
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コタロー
注連飾附けたるままの玄關の新築の家寢坊してゐる
8
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詠み人知らず
聞こえるの意識を広げる手に触れるぜんぶの場所からいのちの歌が
28
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び わ
クルーズの旅行を家内計画す日本一周期待と不安
6
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葱りんと
拾得物 三月経ったよ 我のモノ 既にニャーニャー 我が物顔だが
13
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松本直哉
われもまたかく歌ひたし法悦のさへづりやまぬ夏のうぐひす
13
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蔓葵
あすか川昨日の淵を今朝見ればあふ瀬はなみの氷るばかりぞ
13
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蔓葵
朝がすみたなびく山のふもとよりうすくれなゐの春は来にけり
46
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灰色猫
薦巻かれ冬を忍びしいろは松ゆきを冠りて白き花かな
21
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松虫君
別に君が世界一いい男じゃない ただ君以外に用がないだけ
5
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近江の人
京の町ここは何処かと異邦人着物姿の旅の人達
7
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己利善慮鬼
熱き酒をとつとつとつと注ぐ夜にかごめかごめの盃の月
11
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近江の人
ごみ袋ダッシュで出して出勤す一人暮らしの若い人たち
8
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大上
子猫供日毎夜毎に伸び育ち乗せる程には狭い手の平
9
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大上
冬を超え芽吹く間に間に雷鳥の刻む雲路を渡る殘雪
8
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