詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夢士
ガサゴソと番いの烏ごみあさり静けさ破る朝の道端
11
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夢士
水音を立てず抜き足忍び足凍てつく川の白鷺一羽
15
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横井 信
陽を浴びて ガラスの霜が 消えてゆく 心の霜は あなたの声で
20
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秋日好
合唱が合唱になる前に聴く教会中の冷たき優しさ
11
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滝川昌之
母は風邪 出前をとった夕飯は美味しかったり寂しかったり
25
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千映
秘め事は胸の小箱に収まらぬトランクルームにそっと移そう
16
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恣翁
暮れやすき冬の日 入るに 力なき光薄れて 泊まり煙れり
19
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詠み人知らず
年ふりし漆の文箱そこ光り手を問ふごとく黒の厚みなす
15
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へし切
ねぇ ムーミン 君の生まれは何処なのと クイズ擬きを入試で問われ
22
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灰色猫
屋根裏でまどろむだけの風たちを小窓をひらき空へ導く
21
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滝川昌之
一つ癒え二つ新たなあかぎれに溜め息かけては春まだ遠く
24
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水月
花に雪月に面影映す夢逢えて儚く逢えぬはせつなく
15
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Chico
雲間よりあまた射し込む陽のひかり 搜査する午後走れ惡漢
15
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へし切
冬薔薇 かたくなまでに赤々と こころ燃やして いのち燃やして
23
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林林
ふううって息を吹いたら温かな湯気が応える冬の味噌汁
24
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千野鶴子
自らの笑い声だけやけに響く独り暮らしの夜の静寂に
14
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恣翁
消え残る吊り灯籠は 夢醒めて 風睡れるを 寒気立つなり
19
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詠み人知らず
糸杉の常緑の森に迷い混むセイレーンの声ハルピュイアが呑む
14
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千野鶴子
頬を染め明日は晴れると笑む空をシチュー煮込みつつ眺める夕べ
10
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灰色猫
陽だまりの命の守る訴訟です野良猫たちの勝利の春です
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