林ユキのお気に入りの歌一覧
みづ子
「鍵のド」が折れてしまったオルゴール流れっぱなしの恋をしている
9
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ななし野
フィラメント切れる間際のかすかなる明滅だって歌を宿らせ
2
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有為
ひさかたの光に揺れる川浪の主は旧けき木曳き舟なり
4
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有為
芭蕉色に濁れる街に色有るか カンカラ二胡に磁声のまじる
1
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虹雲
鈍色に海鎮まりしたまゆらに蕗の葉に遊ぶ光の太古
3
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やすむ
アイーダ、すべてが愛だというのならまだ参加していない人生。
4
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串野
橙の夜闇に引いた一線が残光もなく消えるよあなた
1
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ほたる
手袋を君に贈った冬が来る。あの黒革の匂いを想う。
5
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佐々一竹
琥珀から溶け出す夢の一片を天眼鏡で探しもとめる
15
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でくのぼう
瀬戸内の島に暮らせし姉も亡く渡るフェリーに雨降りしきる
7
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浅草大将
尋ね見む君が心の奥の海ゆらゆる浪に思ひ入りつつ
15
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やすむ
やさしいよ光のおくにとんでった光のおくのやさしい八月
3
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やすむ
人生のプレミアシートに剣山と画鋲しきつめすばやく去る
3
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羽
窓をあけ部屋に舞い込む十月の浮遊感にて今日を生きよう
12
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羽
天上の言葉の泉に手をのべてひかりのしずくに触れるのを待つ
16
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螢子
闇を持つ心と心かけたれば光となりぬそんな掛け算
23
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只野ハル
枕元並ぶどんぐり始めるよ森のおはなし秋の夜の夢
2
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falcon
青空に瑞枝そよぐは若き日の恋の心と見ゆる白樺
6
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只野ハル
握りしめていた夏の欠片乾いた音立ててこぼれて落ちたの
4
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柳深三八
しんしんといつのまにかの寒空にそろそろときは ちぢむころです
6
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