煩悩のお気に入りの歌一覧
灰色猫
坂道をノンストップで転げゆくレモンみたいな初めての恋
27
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滝川昌之
枯れる芝 最終戦もノートライ 背をたたかれたロッカールーム
17
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横井 信
歩いてく僕を脇目に落ちた穂を啄ばみながら小鳥は歌う
9
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横井 信
街路樹のちらほら残る桜葉はひかりを弾き夜空に浮かぶ
16
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ひよこ豆
カラカラと陽気な音に誘われて枯れ葉転がる脇道を行く
13
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ひよこ豆
せわしない川の流れに逆らわず揺られて行くも楽しからずや
18
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ひよこ豆
飾られた小さなそりの上に乗る雪とサンタと過ぎ去りし日々
18
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灰色猫
巌穴の壁画にひとり星を描く夜空に君を描き足すように
24
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滝川昌之
大船は撮影所跡 寅さんが遺影で残る街はつらいよ
17
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横井 信
柔らかく尾花をゆすり舞い上がる風に晒した頬は冷たく
9
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横井 信
青空で僕をみている上弦の白い月から目が離せない
9
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灰色猫
反省を繰り返すたび見習いのカルボナーラは濃厚となる
24
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滝川昌之
落書きの相合傘は時として本人が書き本人が消す
21
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へし切
このごろの冬の日かずを数えては小春の長閑しさざん花の咲く
20
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横井 信
風音で枝に残った枯れ葉へと視線をうつす朝の青空
10
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横井 信
お日様をその身に溜めて色づいた果実は落ちて土へと還る
9
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灰色猫
東京湾アクアラインを流れゆく夜を彩る地上の流星
27
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滝川昌之
半欠けの月が夕空独り占め一番客の銭湯のごと
20
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横井 信
晩秋の遠き山まで見渡して気持ち新たに踏み出す一歩
16
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灰色猫
いくばくか麻の袋に詰めこんだ太陽としての雑穀の種
21
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