詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
赴任した新米教師の眼のように汚れ一つも映さない冬空
24
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吉野 鮎
通るたび汚されてゆくうらぶれたポリボックスの赤き座蒲團
16
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横井 信
歩き出せ そびえる壁も 逆風も 白い世界の 彩りにして
17
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秋日好
ボロディンに揺さぶられてる琴線を押さえて欲しいコードになるよう
16
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秋日好
座布団に腕突き胸上げくりくり目向けて姉貴を見ていた赤児
11
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恣翁
「見せばや」の名 惜しむ玉の緒 袖にして 寝れば濡れつる色は土器
15
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葱りんと
ママ他に あなたのお尻や ほっぺたも 柔らかいこと 実は知ってる
16
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葱りんと
玄関に 座す猫に問う 行きたいの? 首横に振れ 幸せだろうが?
15
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灰色猫
憔悴し言の葉ひとつ生み出せず新たに湧き立つ渇望を待つ
20
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灰色猫
淡海をつがいで泳ぐかいつぶり子らを背に乗せ冬を待ちおり
23
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へし切
暗闇に誰が泣く声やもがり笛ひとり聞く夜は膝を抱きぬ
24
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へし切
流れ逝く時のまにまの吾が身かな風にたわむれ星と語らふ
24
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石川順一
風呂に居て四十一度は妥当かと三十七度を四度上げたり
9
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石川順一
千両や万両の実と南天も赤い実が成りさなぎが一つ
19
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滝川昌之
休日の町内清掃 手を止めて集めているのは近所の噂
28
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滝川昌之
差し出したカイロ代わりのコーヒーを君の小さな両手が包む
30
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秋日好
背に選ぶセクシー系のニューコロン身を捩るのは吾であろうに
16
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吉野 鮎
流れゆく流されてゆく冬空の雲の意匠は意思あるさまに
21
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横井 信
何もせず 過ぎてく時間 寝転がり 溜まった疲れ 癒やす休日
14
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横井 信
太陽を 遮る雲を 背負いつつ 冷たい空気 緩める笑顔
11
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