詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ラベンダー
氷雨降る 濁り空飛ぶ 鷺が二羽 早く着け着け 暖かな巣へ
25
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石川順一
冬の蚊の飛行は次第に低下して消え行く定め牛丼の夕
13
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石川順一
仮眠から覚めて横綱あられ食べ暖房付ける短期間だけ
12
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詠み人知らず
張りつめて寡黙に動く黒服のアイコンタクトに匂へる秘の香
13
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詠み人知らず
いとけない砂糖菓子のよな少年が胸に溶かした姉への憧れ
15
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滝川昌之
友人の喪中はがきが届く夜はまずい酒だと寒空にらみ
24
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秋日好
半年で二十万円貯める策教えて下さい飛行機に乗る
13
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inosann
「過保護だね」という声かるく受け流し三十路息子の新居をさがす
22
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夢士
冬枯れの原一面の黄金草きらりきらりと朝の陽を浴び
19
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夢士
さらし巻き背筋伸ばして懐手しかめ面して肋骨押さゑ
16
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恣翁
緑青ゆ古びし色の湖や 心臓をすら 凍えさせなむ
21
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灰色猫
とめどなくあふれつづける湧水の緑の如き水茎焼や
17
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灰色猫
晩秋の鐘が鳴りやむ帰り道ひとつの愛がこころに灯る
14
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灰色猫
果のない旅に疲れたその時はわたしのポトフ思い出してね
18
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inosann
底冷えに震えるからだが引き寄せるストーブの仲は縮まるばかり
18
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千映
取り込んだシンビの花芽少しずつ膨らみ確かめ産科医みたいに
7
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石川順一
ボンゴレを豪快に食べちゃらにするそんな気概で角が生えたり
12
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石川順一
花期長き菊は秋から冬にかけ花瓶や庭で存在感増す
18
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へし切
消えそうな月も今宵に冴え返りふたりで見ている彼の世此の世で
24
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詠み人知らず
ひとりより ふたりの方が寂しくて 幸せだけど失くすの怖い
14
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