大野 冨士子のお気に入りの歌一覧
安井シンゴ
冷や麦に緑やピンクの混ざりしを喜ぶほどの年にはあらず
8
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詠み人知らず
大荷物抱えて家路につく度に 居場所のあること 噛みしめ喜ぶ
10
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滝川昌之
加速度がついて減りゆく夏休み ジタバタはじめる蝉も子供も
22
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石川順一
負傷する足の指など気にせずに夜を駆け抜け盆踊り見る
14
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恣翁
安らがで 寝ざりしものを さぞや老けて 嫁く前に月上がりなむ
16
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新座の迷い人
ロシヤ兵 背後より攻め 術もなく 平気でやるか 強姦強奪
12
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inosann
本当の正義は誰も知らないでその成す成果に真は問われる
24
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ふじこ
気がつけば会話成りたち聞き取れぬ言葉をすでに恋しく思う
16
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みやこうまし
砂庭に穴がぼこぼこ空いている雀が砂浴びしたる跡やら
14
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詠み人知らず
廃校の時計だけは元気よくこちこち変わらず時を刻んで
6
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滝川昌之
期待した息子二人は外食で妻と見上げる素麺の山
27
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詠み人知らず
わがままな夏の思い出作れずにいが栗拾う早すぎる秋
23
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夢士
子嵐の去りて夕暮れ蝉しぐれ一息つきてうたのわの園
20
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天鳥
うつうつと 耳をすませば 人の声 闇にまぎれて 人生を問う
9
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石川順一
リザードは庭を席捲岩登るある種の示唆に粥は捨てられ
7
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へし切
鳴く蝉のいつしか声の変はりたるあはれ聞くとや秋の夕ぐれ
26
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海原 真生
目が覚めて 「後悔先に立たず」 ふと、浮かんだ言葉 二日酔いの日
4
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藍子
父娘そこには大きな溝があり間に入る我やじろべい
21
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コタロー
コンコンと夕餉の支度する家と世間話に夢中の主婦逹
5
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コタロー
父と手を繋ぐ少女の片手には喜び歩く子犬のリード
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