赤俊雄のお気に入りの歌一覧
くらら
グーグルで 辿る第二の 故郷は 庭の木さえも 昔のままで
20
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けら
ひとときの翼休めて曇天の 雲も地球を抱くと思えば
14
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更紗
梅が散り桜はまだかと待つ季節わたしはわたしと雑草も咲く
19
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恣翁
半鐘を 火の見櫓に打つ袖に 桜に紛ふ火の粉降るかな
25
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リクシアナ
戯れに絵の具の皿をなぞるれば指紋に入込む胡粉の肌理よ
21
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千映
お一人様「五品でお願い」震災の次の日雪舞うスーパーの列
14
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詠み人知らず
喉元を過ぎた今でも胃のなかに 消化できない してはいけない
11
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リクシアナ
アラームの讃美歌の音を終りまで聴く捧ぐ祈りに調べさやかな
16
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たかなしゆり
縫い付けた傷口にまだ触れられずいやに静かな五年目の朝
19
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紫草
理屈より先に反応してしまうわたしを捉える真っ赤な林檎
9
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朧月
五年前あの日もこんな穏やかな悲しいほどの青空でした
14
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リクシアナ
底深い夕凪の彼方のぞむ背に掛ける言葉の丈短く
17
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コーヤ
冬枯れも一筆一筆色入り野辺も春めきパステルカラーに
17
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コーヤ
春告げる山茱萸の笑み夢ごこち黄色広がる小宇宙なり
15
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リクシアナ
過ぎたこと語れば蒼い唇に花の名前を呟いてみる
14
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朧月
雨の街心細くて切なくて手繰る言の葉朧に消ゆる
18
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夢月
寒もどり弥生は春かと風にきく芽吹く枝葉にまだ冷たき雨
16
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紗紋
夢語る過ぎしあの春今一人朝に溶けゆく友の面影
14
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野々花
おしゃべりな私の口を塞ぐのは少し冷たい冬の残り香
21
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けら
北に向け爪たてている木蓮も 白く綻ぶ月の雫よ
10
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