ふきのとうのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
甘酸っぱいネロリの香りに包まれて君に抱かれて眠りたい夜
10
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悠々
亡き母の好物なりし干し柿の甘きを噛みてこの冬を過ぐ
14
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たんぽぽすずめ。
待ち兼ねた人にそれぞれ蕗の薹(ふきのとう)開いて抱く甘やかな風
15
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ころすけ
悲しいとき悲しいという心持て偽りのないその清らかさ
25
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螢子
満月を眺める子等は幾重にも重なる月に形を思ふ
8
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悠々
いつもいつも初めてみたいな気持ちして春がくるたび初恋してる
22
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詠み人知らず
亡き祖母の好んで食べし草もちをわれもつくりし一周忌の日に
21
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杏子
頂いた キャベツの山を 味変えて胃腸に優しく 食卓飾る
7
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水葉
荒れ狂う怒りの先の辿りたるくらりとろける手のぬくもりに
7
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悠々
名もしらぬ草にもちいさき花添うてたしかな春をわれに教えぬ
32
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きりあ
生まれた日高らかに語れ命と出会いの縁を言祝ぐため
14
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詠み人知らず
幼子の顏いつぱいにふくらますしやぼん玉の泡が虹色にはじけり
12
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悠々
真鶴の夜の岬に立ちて見し海泡洗う晶子のみだれ髪
19
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杏子
みな でかけ 今宵一人の チューズディナイトフィーバートラボルタなり
10
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羽
ほんとうのかなしみとしてそこにある色あせてゆく木蓮の花
22
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悠々
春寒い雨降る今日は図書館でうつらうつらと眠りて過ごす
18
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杏子
食べられず 打ち捨てられし 大根の重なりあいて 土に還りぬ
14
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詠み人知らず
砂濱に肩を寄せあい貝拾ふ祖父が笑へば孫も笑へり
12
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螢子
さなぎから蝶生まれる如開きゆく辛夷の花は一つまた一つ
8
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杏子
食事中 孫に 併せて 箸置いて何回も言う 頂きます と
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