大野 冨士子のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
しゃらしゃらと夏の思い出溶け出して氷菓子は静かに傾く
6
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滝川昌之
どう見ても不衛生だと昼間には思う屋台も宵闇くれば
24
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高松 蓮
ぴよぴよと 改札鳴って 振り返る 今の美少女 小学生か
6
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夢士
水を換え練り餌与えし鶉の子朝のさよなら蜩の声
24
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へし切
慣るるともひとり寝ぬ夜は静やかに枕を攲つ遠き虫の音
31
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コタロー
老人が自轉車漕ぎて前籠に特賣日の葱差して歸らむ
11
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inosann
人の後ついてく質に抗いて粋がって生きた軽い後悔
26
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恣翁
「あぁ嫌、もう」 幾夜の恋も憂くありて 未だ触れもみぬ肌に 歯し立てな
16
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海原 真生
恋人の真似事 朝よ、起きて。とか 珈琲の匂いとか 眩しい日。
5
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みやこうまし
蝉の声聞きて安心生命の続く世界に希望を持てて
16
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ながさき
退院を 祝う歌あり 目出度しや 君の勝利を 歌で飾らむ
28
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真雪
帰省して 畳に寝転び 思い知る ここがあたしのパワースポット
5
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灰色猫
ただ「否」の刻まれている墓碑銘に死して抗う反逆を知る
20
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関山里桜
料理屋の軒なる花器の白百合に蕾のりんどう楚々と添いたり
8
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吉野 鮎
明けやらぬ空に日雀の鳴きかはし季の移らふを蟲集く音にきく
13
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詠み人知らず
きっとだよ其のひと声だけ谺して約束なかみ憶えてゐない
6
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inosann
今日一日「あれもやりこれも」と言う吾に「お互い様よ」と返す妻あり
18
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みやこうまし
長雨に蝉は残せぬ子孫かな 雨が上がれば狂ほしく鳴く
11
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藍子
ラジオから聴こえる尾崎の歌声に若かりし頃思い出してる
17
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沙久
パレットに思いつくまま色をのせ春の輪郭描きはじめる
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