詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
梅雨明けか明けぬか分らぬ太陽に喜ぶように鳴く蝉の声
15
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滝川昌之
嫁に夫 子に父の座を与えられ 感謝しつつも手を焼く日常
20
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灰色猫
遊んだら遊んだ分だけ後始末きちんとできる良い子は嫌だ
8
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灰色猫
爽やかな消臭剤から悲しげな壊れる森の香りがします
10
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KEN
人に似る 花をたづさへ 觀世音 雨に戲れ 知と痴を濡らす
9
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横井 信
前線の居座る夏に晴れわたる空を知らない蝉のなきがら
14
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ななかまど
食欲をそそる白さや冷やっこ絹と木綿に迷う夕風
13
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滝川昌之
混沌は街を空をと掻き回し逃げ場所の無いコロナ禍の梅雨
17
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灰色猫
眠剤を飲んだ分だけ壊れてく夢の欠片を歌う旅です
8
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灰色猫
十秒で百メートルを駆け抜ける脱獄囚は自由だろうか
7
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灰色猫
内密の話でしたと銀色のピアスを鳴らし吹き抜ける風
13
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青色銀河
ラムネ工場で作られたビー玉にあの夏の日が閉じ込められてる
9
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ななかまど
田の畦の夏草刈ればさっぱりと心たのしく夏風とおる
12
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灰色猫
擦りむいた傷の分だけ英雄になれる気がした少年時代
10
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灰色猫
充電をするかのように太陽を浴びつづけてはひらけひまわり
10
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灰色猫
生き方をひたすら添削した後にもはやわたしがわたしではない
15
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滝川昌之
貼り付いた裏地が足を鈍くして雨だか汗だかその両方か
19
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ななかまど
おのが身の命一日と悟りてか黄の極まりて日光黄菅
8
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艸介
並木道 止めど已まれぬひぐらしの 声は静けく されど響けり
8
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灰色猫
緊張に怖気ついてもばっちゃんのロザリオだけは肌にやさしい
8
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