中野美雄のお気に入りの歌一覧
萱斎院
跡たえて心も留めぬ藪はらに たゆたふてふの思ひ知らずや
17
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へし切
夏はなほ雲居はるかに鳴く鳥のわび音かなしき君恋ふる空
24
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千映
メイク前育毛剤を振りかけて「神さま髪に愛をください」
13
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石川順一
杉原の出身大学に驚きぬ天理市にある古代幻想
14
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石川順一
天理市や奈良市の古墳にトキメキぬ日本の短歌もそこに行き着く
14
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千映
編み込んだシロツメ草の冠にタンポポあしらい華やかにする
14
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コーヤ
新緑の木々が彩るトンネルで息吹きのシャワーが心を洗う
16
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コーヤ
鳳仙花熟した果実はじけ飛ぶ彼方の君へ夏を届けむ
28
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まあさ
どこまでも あおい芝生を 散歩する 鳩を見つめる 紫陽花の花
22
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灰色猫
公園の真ん中にひとりどっしりと日向に眠る猫の風格
24
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九條千鶴
星空と見紛うばかり夏草に集いて光る蛍の姿
13
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只野ハル
ほろ酔いの小さな憂さを晴らしつつ世界に満ちる不幸を忘れる
25
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まあさ
つつがなく 過ぎたひとひの 夜に二人 そろって見上げる 上弦の月
25
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まあさ
よどみなく 流れて行った 薫風に 取り残されて しまった私
16
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千葉 甫
更けてゆく夜の路傍にある影の一つ動いて黒猫となる
13
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千葉 甫
ばっさりと斬首のようにチューリップの花落ちて茎の先端光る
8
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千葉 甫
梟の声の移って行く先を耳で追いつつ夜は更けてくる
6
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安井シンゴ
はつ夏の熱をまといて君来たり皿に盛りたる蕎麦を食する
10
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吉野 鮎
陽のひかり返して黄金の麥畑乾きし音に刈らる穗の波
11
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吉野 鮎
麥穗たつ畑に沈めばちくちくと鬼にみつかるかくれんばう遙か
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