炭酸水のお気に入りの歌一覧
夢士
夕暮れて「てんてん手毬」の歌流れ豆腐売り来て井戸端会議
21
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舶女チェルシー
「ただいま」のすぐ後に嗅ぐつむじには今日いちにちの太陽が住む
17
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詠み人知らず
この場所で空気が変わる乗り換えの ローカル線の うどん屋の横
23
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千映
白ソックス足首あたりにクルクルと青春してた吾は真っ白で
12
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紫草
足の爪短く揃えたわたくしの指を愛しむ夫の潔癖
13
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コーヤ
幼子は落ち葉集めて振りまいて葉っぱのシャワーと大はしゃぎして
18
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美津村
亀の甲羅が浮きつ沈みつ見えていて春ぬくむらし池の水面も
15
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詠み人知らず
渾々と涌きでるものの源を 探りたくなる 水の生物
19
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まご
完ぺきな構想はいつも片隅にかじりかけのえんぴつ片手に
4
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下地杏
思春期に太宰治に道をきくようなあんたがそもそも悪い
69
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へし切
春先の陽ざしやはらか縁側に心地よさげに猫はいねむり
31
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けら
帰り道バックミラーの小さき空 映る夕焼け広がる茜
8
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たけくらべ
山葵田に春告ぐ風の吹きそよぎ清けく流る富士の湧き水
16
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夢士
海山の幸寄り来たり春の膳差しつ差されつ上弦の月
22
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夏緒
秘密なんてひとつもないの スカートの襞にそっと指を這わせる
7
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リクシアナ
水超しに歪む一輪ガーベラに春問わずして優しさを飲む
18
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恣翁
そぼ降れる雨に煙れる花冷えに 海棠 臙脂の色鮮やかに
26
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笹原八
あの千の泉のどれか一つへとぼくのなみだが帰ってゆくよ
4
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笹原八
人形はピンクのフリル身にまとい誰とも似ないゆえに美し
2
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笹原八
新年は等しく訪れましたかたどり着けない町の空にも
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