吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
大上
幾重過ぎ月日此の地を違へども蝉から鈴へ又変はりゆく
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大上
川岸にそよぎ漕ぎだす赤い船彼岸の花よ細雲の海
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大上
木群滝注ぐ光と清水と渦巻く川に苔の靜寂
7
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大上
競り負けも未來の血となり肉となり凱歌奏する采となるらむ
6
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大上
薙ぎ狂ひ外に荒ぶる轟風も次の朝には澄みし秋晴れ
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荒野のペンギン
疲れたら帰っておいでと子にメールなんにも聞かずに甘やかしたげる
6
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荒野のペンギン
吾のもとに夜廻り猫があらわれて泪の匂いがしますとつぶやく
10
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荒野のペンギン
「ススキがねダンスしてるよお母さん」そんな息子も今では三十路
11
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千映
いつまでも男の美学貫いて黄泉の国でも憧れの君
14
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千映
松ちゃんのスリムな姿拍手する痩せた皮折り畳んでいるのか
10
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千映
不思議です夫割り込む話にはまとまることもまとまらなくて
13
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千映
青空は台風一過のおくりもの多少の強風多めに見たり
14
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千映
「ごめんね」と心でいうて切り刻む母と吾のシャツ油拭きにす
13
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ふじこ
天よ地よ 秋の恵みをまもりたまえ 五穀の神のその名拝みて
12
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ふじこ
目に見えず触れることすら出来ぬもの 想いも風もここに在るのに
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クロネコ
朝ぼらけ 落ち葉はく音で 目覚めゆく 秋晴れ眩しい 台風一過
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藍涼
空高く 飛び立つ鳥の 羽集め いつか君も 飛べるはず
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藍涼
木下に 黄昏れたとて 變はらぬは 暑き日差しと 蝉の生き樣
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藍涼
光指す 夜の君は 艷やかで 刹那、我が瞳 燒き附き離れぬ
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藍涼
濃い色の 近所の柿の実 実ったら 色づく紅葉の 散りゆく季節
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