灰色猫のお気に入りの歌一覧
富鴨
消し跡の残る手紙の麗しきこれ無く如何に春を知るらむ
14
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亜梨
耳づまり鼻づまりすっと抜けるよに人の声響き春が薫り来る
1
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詠み人知らず
枯れることなき井戸のある古寺にはいにしえからのお茶会のあり
4
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詠み人知らず
園児らが保母に連れられ横切れば 信号待ちの 車に笑顔
23
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美緒
目が覚めて 深夜に着信このままじゃ恋を辞めるとぼくは冷めたよ
3
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詠み人知らず
陽光も冷てに拍車をかけるよぅな 川原の朝に 水鳥の音
13
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月虹
月影も息を潜める二十五時抑えきれない恋の常温
26
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鳰
ラブソング無邪気に歌った幼い日昔の私にヘッドロックを
4
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鳰
ああ神よどうか教えて見いだして全てをかけて愛すべき人
3
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夢士
「いろはにほ」文字を摘みつ歌詠みて「ゐ」を越せぬまま二夜迎えむ
13
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露華
数学の問題解きを競い合い中学生の君に負けたよ
4
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ながさき
海は荒れ 氷雨そぼ降る 野島崎 一人たたずむ 灯台哀し
12
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露華
幾千の星の彼方に想いを寄せて歩いてみよういつも一緒に
3
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詠みふみ
歌を詠む 詠もうとすると詠めぬ歌 ペンを置いてはお茶を飲む
5
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悠々
花咲かず実も着けざるはわがことと 空木の枝に啼く鴉かな
18
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月虹
月の出ぬ夜なればその輝きを増して居並ぶ北斗七星
27
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みなま
三人で見る約束の風立ちぬあなたは先にいってしまった
13
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風花
禿げきった上司の席に他支社から 来た三分咲きの上司がをりぬ
10
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よつしい
待ち合わせ焦る心地に猫の恋まだかまだかに頬をゆるまされ
1
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ことり
この椅子は水渚のようで母のみがぐらりぐらりと夕陽に濡れる
4
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