名鈴のお気に入りの歌一覧
芳立
こともなき草ひとつさへ君が目に色を帯びたり梅雨明けのころ
5
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やまざくら
群青の 空果てしなき 高原の 濃き向日葵の 花に紛れぬ
5
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やまざくら
想ひ出と 言ふには今も くきやかな 彼の日彼の花 君在りし刻
6
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樟明子
爽やかな朝の空氣で掃きさうぢ隙間の闇を追ひ拂ふごと
10
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ななかまど
梅雨はらう清風田の面を吹きたれば緑ざわめき出穂つげる
11
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キタキツネ
文月は台風もなく過ぎ去れど葉月は如何に梅雨明けはじめ
3
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天鳥
打ち水の効果あるかと聞いたらばじゅわりと上がる湯気に汗かき
6
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うすべに
蝉時雨 やっぱり陽ざしが似合うなとお日さまよけて行くはぐれ雲
6
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葭堂
送り火に 提灯片付け 襖閉め いつから夏は 寂しくなった
5
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灰色猫
照りつける熱き陽ざしに掘り深き顔がなおさら掘り深くなる
10
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灰色猫
誉なるものも知らずに生まれ来て悼む焔に礎を知る
12
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滝川昌之
高気圧 重量挙げをするように ヒョイと前線上げて梅雨明け
23
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はつなつの
一枚の旅の写真の吾の中に亡き老父の面影の見ゆ
6
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可不可
梅雨なんて前座のはずが長びいて センター奪り還すんだ 蝉組
10
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普徳亭大崇
射干玉の 夜空にかかる 雲も無く照る月影の 清き梅雨明け
8
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葭堂
気がつけば 慰霊碑の数や 終戦忌 幼馴染が 逝く気持ちは
4
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うすべに
虹を待つ おきつねさまの夕立に 東の空を見つめてた夏
10
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横井 信
あいまいな隙間はすっと広がってまたげなくなる深い暗闇
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普徳亭大崇
苔むした 墓石に降りし 五月雨は 天が手向ける 閼伽水と見ゆ
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KEN
草の陰 鬼燈ひとつ ふふみけり 雨を愁ひて 人急ぐ道
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