水月のお気に入りの歌一覧
林林
人の世の憂いを吸って尚深きポインセチアの赤よ緑よ
23
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灰色猫
七夕の逢瀬をつなぐかささぎはひととせかけてつばさ繕い
19
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石川順一
袖が触れ多生の縁を大袈裟に語る私を咎める私
17
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石川順一
石垣が苔生し歴史を実感す三東照宮の一つに行きぬ
16
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へし切
冬桜うぶすな参り祝ふがにうすくれなゐに花咲かすかな
24
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萱斎院
神山のあふひの名残ほのめきて おなじ袖にぞ風かよふらむ
12
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河のほとり
懐かしき面影をまた月に見る空こそ夢の在処なりけれ
15
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河のほとり
吹く風と共にこころの行く時はただ遥かなる空をこそ知れ
17
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河のほとり
行く秋のなごりと染まるくれなゐに送るあらしの心をぞ知る
14
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河のほとり
枝の間にしろき月夜の冴ゆるかな散りし紅葉のなごりともなく
14
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萱斎院
冬枯れの草葉にむすぶ夕露の 玉なすがごとあけぼのの袖
13
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萱斎院
ことわりと思ひ知るともわびしきは 憂きこがらしの寄するささなみ
11
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吉野 鮎
きみ心空なる人の僞りに海面漂ふ下弦の月影
17
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吉野 鮎
あたはざる夢はかなさの人こひの熾火の炎沒つ陽の刹那
14
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秋日好
才能の信じられない若き日に躊躇い過ごした苦さを思う
20
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夢士
子ら跳ねる銀杏落葉の公園のベンチに一人居眠る老爺
16
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蔓葵
朝がすみたなびく山のふもとよりうすくれなゐの春は来にけり
46
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蔓葵
天てらすひかり長閑けし玉笹の節の葉わけのつゆももらさで
10
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蔓葵
はかなしや千鳥の声もなきがらになさけをかけてつもる白雪
12
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蔓葵
あすか川昨日の淵を今朝見ればあふ瀬はなみの氷るばかりぞ
13
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