風橋 平のお気に入りの歌一覧
ライテウ
この明かりあのひかりにもある命深夜北上すれば ふたりで
2
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はな
すき、きらい、すき、きらい、すき、こんなことしているうちに春など終われ
22
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トーヤ
もう一つ二つ三つと切り捨てよ伸ばした髪と染み付いた嘘
12
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芳立
世のなかの憂きにすすれば支那そばの屋台に見やるおぼろ月かな
10
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古川亜希
三月は手紙の季節 飛行機が高くのぼっていくのを見てた
5
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きさ
線香の小さな炎が消えた朝初めて知った祖母の温もり
24
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白亜
横たわる闇の深さに慄いても 明日を紡ぐ術を知りたい
16
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在原紀之
陸奥の人の涙かこの雨は三・一一から今日で二月
7
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光源氏
物思ふ春の宿りに雨の音ゆくらゆくらと心とけゆく
13
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螢子
万葉の花咲く庭に佇めば五月の風は頬にやさしき
23
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染季
1と2は隣り合わせの仲なのにどうして遠い 独りとふたり
10
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詠み人知らず
虹の色数え終わっているだろうちょうど伊勢湾岸を抜けたら
9
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聴雨
名も知らぬ花に命の脈絡を思ひてけさのまつすぐな道
18
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秋ひもの
街灯が照らす直線 まだ俺に走れといっているのだろうか
8
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秋ひもの
永遠はひとりぼっちで見る夕陽 ぼくのシロツメクサの冠
25
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山本克夫
からからのセロハンテープをはがしゆく前は愛だったようなものを
11
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たえなかすず
わが栞窓から窓へ飛ばすとき遠きギリシャの蝶だよあれは
4
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澤部もりか
てのひらにそっとのせたいしくずれないまぶたをとじて東京にキス
3
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たちかわ
自由とはこんなに寂しい夕焼けのなかを一人で帰ることです
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浅草大将
はたらけといふ言の葉も薄きのり焼きて肴に酒を呑みたし
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